アイデアだ!

ぱのこが生活で工夫していること、失敗から得たこと、その他勝手気ままに書いてみる

ネガワット取引・デマンドレスポンス っていろいろで応用できる!②

ネガワット取引・デマンドレスポンス っていろいろで応用できる!①の続きです。

ゲリラ豪雨をトリガーにする

最近ぱのこはYahoo!天気のアプリをスマホにインストールしました。雨雲が近づくと通知してくれるのでとても重宝してます。

例えば、このアプリから雷雨が迫っているというアラームを受け取ったとします。とりあえず雨宿りすべく近くの適当なカフェを探すことにしました。

いっぽう、カフェのほうにも雷雨接近のアラームが届きました。これは売上げ増進のチャンス!
積極的に雨宿り客を呼び込むべく、GPSで検知されたお店の近くにいる人たちに向けて雨宿りクーポンを発行することにしました… とか。

デマンドレスポンス雨宿り誘導Ver.

図にしてみるとこんな感じ… f:id:panoco:20160914113730j:plain この事例をネガワット取引・デマンドレスポンス っていろいろで応用できる!①で説明した流れで見てみると、
1.
雷雨が迫っているというのがトリガーになって、
2.
お店に対し雨宿り客受入れ可能かどうかスマホ等のデバイスを通じて訊かれるので、
3.
受入れ可能のレスポンスをしてクーポンを発行。
4.
お客はクーポンを利用し、お店で飲食等しながら雷雨を凌ぐ。

つまり、雨宿り場所が提供できるという価値と、飲食代とを交換していることになります

ただ、これは本当にシンプルな仕組みなので、これにネガワット取引の要素を取り込んで妄想してみます。

ネガワット取引雨宿り誘導Ver.

雷雨接近で雨宿り客を呼び込むチャンスでも、お店が狭くて厳しかったり、屋外型モール等でそもそも雨宿りしてもらう場所がなかったり。
いっぽうで、車のショールームとか気軽に買えるものが売ってなかったり、図書館とか公共施設はスペースは十分広くても売るものがなかったり。
じゃあそんな両者に取引をしてもらうのです!
図にするとこんな感じ…
f:id:panoco:20160914113731j:plain 雨宿り場所が提供できないお店は、雷雨が収まったら積極的にお客様を呼び込むべく『雨が止んだら来てね』クーポンを発行し、雨宿り場所を提供できる施設に取り次いでもらいます。
つまり、雨宿り場所が提供できるという価値と、雨が止んだら来てもらう見込み客を一時的に預かってもらいたいという需要とを交換するのです。

気象会社とクーポン発行のプラットフォーマ―が手を組むべし!

この仕組みは気象会社単独だとできないし、クーポンを発行できるシステムを備えたプラットフォーマ―な会社だけでも運用できないけど、両社が組んだら実現する!

スマホの位置情報と雷雨の接近との相対位置関係を計算して、気象会社から、対象となる人へ雨宿りリコメンドアラームを、対象となる店舗へは雨宿り客受入れリコメンドアラームを、それぞれに発信する。
プラットフォーマ―はクーポンを発行することで、デマンドレスポンスやネガワット取引ができる場を提供し、雨宿りしたい人と店舗等を繋ぐ、とかどうでしょうか??

雷雨だけじゃなく避暑とか避寒にも応用

トリガーはいろいろ変えられます。日本の夏のうだるような蒸し暑さがトリガーになったって良いと思います。もちろん、寒さ厳しい日にも。

災害時にも応用

この仕組みの奥に、ハザードマップや災害時の避難場所情報も仕込んでおけば、特別警報等をトリガーに安全な場所へのガイドが出てくるのも良いと思う!

特に、日本語が分からない外国人観光客に対してスマホが最寄りの避難場所へ誘導してくれるのは大きな助けになるじゃないかな、とか考えたりしました。