初めての富士山登山 ~前編~
7月に富士山へ登ることを決意し、8月に登頂するまでのお話(前編)。
富士山に登らなきゃ
もう5年以上前のこと。アメリカ人の友人が旅行で来日した際、京都とか普通の観光の合間に富士登山も入れてて、内心「無理でしょ…」って思ってたけど、ちゃんと登頂を果たして帰国してしまった。日本人よりよっぽど日本を満喫したことでしょう。
富士登山って、気が向いた時にいつでも登れる日本人より、日本に来るついでに富士山にも登っちゃお!っていう外国人の方が実は心理的ハードルが低いんじゃないかって気がして、いつか外国人から「富士山サイコーよね!」とか同意を求められたとき
ぱのこ「…まだ登ったことないの」
外国人「Oh!あなた日本人なのになぜ登らないの?!」
なんて会話を妄想したらいたたまれない気持ちになり、いつか、できるだけ早くに実現したいとずっと思ってました。
体力づくりとか挫折とか
富士登山へ行動を移せぬまま数年経過。ダンナ様が来年四十路に到達することに気付いたとき、忘れかけてた富士登山のことを思い出した。
「この節目(2018年8月)に登るぞー!」
登山を意識して、16ヶ月前頃(2017年4月頃)から毎朝ほんのちょっと(500m弱、5分程度)のジョギングを開始。
4ヶ月前頃(2018年4月頃)から毎朝ジョギングの距離を伸ばす(1.5~2km、約15分)。しかしその頃から忙しくなったり環境が変わったりして登山の準備どころではない日々があり、今年の富士山アタックは無いだろうとほとんど諦めてしまいました。
そして猛暑猛暑猛暑… 朝でも気温が25℃を超えてくるようになった6月頃、とうとう日課のジョギングもやめてしまいました。
やっぱり人生の節目に富士山登りたい!
7月に入ってしばらくして、やっぱり富士山に登りたい!ダンナ様の四十路になるという節目は今年しかない!という思いが心の中でざわつき始め抑えきれなくなって、情報収集を始めた。積読になってた富士山ブック2017とランドネも改めて精読した。
富士山ブック(2017) 3773m日本のてっぺんへ!! 富士登山ルートガイド4大登頂ルート&お鉢めぐり (別冊山と溪谷)
価格:
1,000円
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価格:
800円
感想:1件 |
ちなみに、富士山ブック2018年度版はこちら。(毎年出てるみたい)
富士山ブック(2018) 日本一の山へ登ろう!4大登頂ルート&お鉢めぐりガイド (別冊山と溪谷)
価格:
1,000円
感想:3件 |
いろいろ調べた結果、分かったこと。
- 休日は激混み
- 頂上でご来光はイモ洗い状態
- 8合目でのご来光も十分美しいうえに混んでない
- 富士山は登頂難易度も日本一というわけではない(初心者でも登頂できる)
- 登山ルートは大きく4つある
- 登山ガイド付きツアーがたくさんある
- 初心者でもガイド無しで登ることもできる(ルートは複雑でない)
- ツアーに参加しない場合、新宿から定期高速バスを利用して自力でも5合目までアクセスすることができる
- 登りの時に山小屋1泊、登りも下りも1泊ずつの2泊3日、山小屋を利用せず夜中イッキに登る等、いろんなプランがある
- やはり事前に体力づくりはしておきべき
- 練習登山も数回こなしておく
- 登山装備一式を揃えると10万円以上掛かる
- 現地で登山装備を一式レンタルすることもできる
- 5合目のコインロッカーは空きがないと思っておいた方が良い
- 既に5合目から水に不自由する(トイレ、歯磨き等)
- 登山中は有料トイレ(1回200円)にお世話になるから100円玉がたくさん必要
- 山小屋ではほとんど眠れない(うるさい&明るい)
- 山頂の気温は10℃前後(冬真っ只中の世界)
- スマホは繋がる
- レインウェアはゴアテックスに拘る必要なし
※コチラのブログを参考に
そして出発22日前(7月11日)、ついに富士登山ツアーを申し込んだのだった。
ご来光を8合目で観るツアーにした!
結論から言うと、“平日” と “8合目でのご来光” に拘った。そして、この2つのキーワードを満たすツアーは四季の旅とはとバスしかなかった。
ぱのこは四季の旅で富士山に登ることにした!決め手は以下5つ。
- 8合目でご来光を観る設定
- 山小屋泊は登りの1泊だけ(はとバスは登り下りで山小屋2泊の設定)
- ダンナ様の誕生日翌日にツアー設定日があった
- 価格が妥当だと思った(18,980~19,980円)
- 登山に持っていかない荷物をバスに残して行って良いこと
www.shikiclub.co.jp
練習登山は高尾山だけ
富士山ブックに「必ず行こう練習登山」と書いてあった。それも「3ケ月前から月1~2回」も!
もう残された時間が少なかったので、結局、練習登山は出発13日前(7月20日)に高尾山に1回行っただけ。
高尾山練習登山については!!整備中!! コチラ(初めての富士登山 ~スピンオフ編:高尾山へ練習登山~)
再び体力づくり
体力づくりについて富士山ブックでは、週1回の2時間連続ウォーキングと週1回の30分連続ジョギングを勧めている。
いっぽうのぱのこは日課の朝ジョギングをやめて半月ほどが経っていた…
焦るけど、今年(2018年)の猛暑はハンパなくてジョギングを再開する気になれなかったから、ジムで3日に1回45分ほどクロストレーナーに乗る+週2回程度に夕方1.5時間ほどのウォーキングで代替することにした。(出発23日前から2日前まで)
登山準備、買ったものとか
まず、登山装備一式を買い揃える気はなかったので、やまどうぐレンタル屋のフルサポート12点ダウンセットを、5合目で借りることした!
結果的に、現地で受け取って現地で返すプランにして本当に良かったと思ったこととか、レンタルでのサイズ選択のこととか、後編で詳しく説明します。
防寒着はレンタル品のダウンジャケットの他に、私物のフリースも持って行ったのは正解だった。
アンダーウェアは自分で調達しなきゃなので、ユニクロでドライEXの半袖Tシャツとエアリズムのブラトップを2着ずつ調達。(結局、山小屋で着替えなかったから2着も要らなかった話とか、後編で詳しく!)
他にも、ユニクロで安く調達できてヨカッタ!って心から思ったのが、スポーツ仕様なサングラス。
最後に忘れちゃいけない服とはラッシュガード!本当に役に立ちました。
水辺だけでなく、富士登山でも必携!
行動食は、コンビニおにぎり×6コとお菓子×3種。結論としては「買い過ぎちゃった」。
5合目までのバスの道中、富士山ガイドさんから「たくさん行動食を持っていく方がいるけど、実際そんなにたくさん食べないし、ザックの中はできるだけ軽くすることを優先して!」とアドバイスがあったので、結局、買ったお菓子の中身それぞれ半分をバス車中に置いて登ることにしました。
飲み物はそれぞれ500mlペットボトルで、ミネラルウォーター×3本、スポーツドリンク×2本、水道水×1本。
飲み物についてもガイドさんが「1人1リットル、500mlペットボトル2本で十分。足りなくなったら途中の山小屋で買ってください。ちょっと高いけど、ザックを軽くすることをお金で買うほうがゼッタイ良いです!」とのアドバイスで、ミネラルウォーター1本をバスに置いていきました。
水道水は、歯磨きとコンタクトレンズ装着時の手洗い目的で。
ツアーは登山後に温泉というプランだったので、入浴後の着替えと洗面道具も準備。バスに置いておく荷物用バッグに詰め込んだ。
前編まとめ
<<富士登山の発起から出発前日まで時系列>>
1年7ヶ月前(2017年1月)
富士山アタックターゲットを2018年8月初旬に定める。
1年4ヶ月前(2017年4月)
毎朝500m弱(5分程度)のジョギングを開始。
※雨天時や寝坊・多忙時はパス
4ヶ月前(2018年4月)
朝ジョギングの距離を1.5~2km(15分程度)にする。
※雨天時や寝坊・多忙時はパス
登山の準備どころでない日々が始まる。今年の登山をほぼ諦める。
1.5ヶ月前(2018年6月後半)
梅雨明け後猛暑の日々。朝ジョギングをやめる。
24日前(2018年7月9日)
やっぱり今年の8月にアタックしたい気持ちが復活。
ネットや富士山ブックで情報収集開始。
23日前(2018年7月10日)
体力づくり再開。
クロストレーナー(3日に1回約45分)とウォーキング(週2回程度に約1.5時間)。
22日前(2018年7月11日)
初心者向け|サポート体制万全の富士山バスツアー|四季の旅に申し込む。
※ちょうど2席だけ残っててギリギリセーフ
21日前(2018年7月12日)
装備一式レンタルを予約。
13日前(2018年7月20日)
高尾山で練習登山。
2日前(2018年7月31日)
持って行くものリスト・買い出しリスト作成
出掛ける前にやること(ペットの餌・家庭菜園水やり等)リスト作成。
1日前(2018年8月1日)
行動食、ペットボトル買い出し。
出発(2018年8月2日)
<<調達したもの・持っていったもの>>
- 登山装備一式(フルサポート12点ダウンセット)をレンタル
※5合目で受取り&返却 - フリース(私物)
- ユニクロのドライEX半袖Tシャツ×2枚
※結局1枚は未使用 - ユニクロのエアリズムブラトップ×2枚
※これも結局1枚未使用 - ユニクロのハーフリムサングラス
- コンビニおにぎり×6つ
※2人で4つで十分だったかも… - ファミリーパックのお菓子×3種
※ザック軽量化のためそれぞれ半分だけ持って行った - 500mlペットボトルのミネラルウォーター×3本
※ザック軽量化のため2本だけ持って行った - 500mlペットボトルのスポーツドリンク×2本
- 500mlペットボトルに水道水×1本
※歯磨き用等 - 日焼け止め&UVカットのリップ
- マスク
※砂の吸い込み防止のため - アイマスク
※山小屋でゼッタイ必要! - 耳栓
※山小屋でゼッタイ必需品!! - 除菌ウェットティッシュ
※手は本当にひどく汚れる - ボディシート
※ダンナ様は使ってたけどぱのこは使わなかった - 頭痛薬
※高山病対策でなく常備薬として - 絆創膏
- 100円玉×15枚、500円玉×4枚
※有料トイレ、コインロッカー、山小屋売店で買い物等 - スマホ充電器
<<持って行けばよかったもの>>
[富士登山をしてみたい!] - tozan.netは本当に参考にさせてもらった記事ばかりだったので、富士登山前にぜひ一読をお勧めします。
後編へ続く…