アイデアだ!

ぱのこが生活で工夫していること、失敗から得たこと、その他勝手気ままに書いてみる

新築マンションのデッドスペースに造作棚をオーダーしてみた!

新築で買ってもう5年以上住んでるマンション。
無駄のない整った間取りに一目惚れして買ったのだけど、2ヶ所だけ気になるデッドスペースがあって、そこにオーダーメードのガチャ棚を造作したらパーフェクトな間取りになったって話。
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まず、問題のデッドスペース(ピンク部分)を間取図で確認。
ダイニング(左側)に横長のデッドスペース、ベッドルーム(右側)に縦長のデッドスペースがあります。

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間取り(デッドスペースがある部屋にフォーカス)

なぜデッドスペースと判断したか?

ダイニングのほうは、ベッドルームからの出入り導線に掛からない空白スペースであること。
ベッドルームのほうは、ほぼキレイな四角形の部屋に付いてきた残念な窪みスペースであること。

どちらもうまく活用できれば、3次元で考えると大きな収納容量を持つ空間として捉えられるし、活用されなければ、ホコリの溜まり場になるだけの部屋の隅っこでしかない。

そしてぱのこは、このデッドスペースへ中途半端に適当な家具を買ってそこに充てがうんじゃなく、ちょっとお金を掛けてでも天井いっぱいまでこの空間を収納容量として活かすことにしたのだった。

ダイニングのデッドスペース有効活用方針

ダイニング(&リビング)は家族みんなが集合する部屋という特徴と、ウチの場合は全てのベッドルームがリビングを経由しないと入室できないリビングインタイプなので、ココが交差点のような役割にもなってます。

つまり、ココに薬箱やハサミ等の文房具類や家電等の取扱説明書を集約させると、皆がアクセスしやすく使い勝手が良さそう!
そして、掃除ロボットルンバの基地をココにマストで配置すること。

あと、ぱのこの好みとして「ででーん!」と存在感ある家具がキライ。特に天井まであるテレビボードは大嫌い。圧迫感ハンパない…

しかしながら、収納は、占有面積を最小に、上に積み上げることで容積を稼ぐのがぱのこ流のこだわり。
圧迫感なく、空間の上のほうまで活用できる収納として、採用したのがガチャ棚

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まるで壁から直接棚板が生えてるような佇まい

棚板に大きくアールを付けるようにオーダーしたのもぱのこのこだわり。

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棚板の角をとって丸く加工

棚板にアールを付けた側がキッチンシンクへ開いているので、導線的にも良い感じだし、何よりデッドスペースな空間が、頭上までたっぷり容積のある見せる収納として成立してるでしょ!
さらに、ガチャ棚だから、棚板の高さを自由に変えることができて、言うことなし!!

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のっぺり白い壁がステキな飾り棚に変身

当初の予定通り、この棚には家族が共有して使う小物類を集約し、隙間にオブジェや観葉植物を配置して生活感をカモフラージュ。
そして最下段の隅の角部分は、納まり良いルンバの基地としてデッドスペースを有効活用してます。

ベッドルームの窪んだスペースは本棚にピッタリ!

ウチは3LDKなんだけど、唯一この部屋だけが行灯部屋(窓がない部屋)。
しかも、他の2部屋はアウトフレーム(柱が部屋に出っ張ってない)でキレイな四角形なのに、この部屋だけは一部に窪みがあり、四角形でないのが惜しい!
でも、マンションを契約した時から、この窪みスペースは本棚にして部屋を四角形にしてしまおう!って決めてました。

引越してしばらくしても、荷物がまだ整理されてなかった部屋の状態がこんな感じ👇

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エアコンの真下に窪んだスペースあり

部屋の窪みスペースを本棚にするのにマンション契約時から持ってたイメージは、やはりガチャ棚。
更に、壁にはオシャレな雰囲気のウォールペーパーを貼り、そこから棚板が生えてるようなビジュアルにしようと決めてました。

ただ、このデッドスペースを本棚にするには、ひとつ超えなければならないハードルがありました。それは、ココの壁が戸境壁であること。
戸境壁を工事するには、マンション理事会に承認を得なければならない場合があるのです!

念のため、マンション管理会社に相談してみたら、
戸境壁の上に背板を据え、その上にガチャ棚を付ける工法であれば、マンション理事会に申請する必要ないですよ」
というアドバイスと、その工法のイメージスケッチまで描いていただいたので、管理会社から工事OKのお墨付きを得たってことで、理事会へ申請せず工事することに決定!

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管理会社の方が描いてくれた本棚背板を固定する工法のイメージスケッチ

オシャレなウォールペーパーは諦め、北欧ヴィンテージ風なブルーの背板にして、本棚にアクセントを加えることにしました。

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スモーキーな青の北欧ヴィンテージ風な背板

棚板幅はデッドスペース幅の半分でオーダー。
このデッドスペースの向かって右側にはエアコン配管用の穴があるため、棚板幅を左右2分割することで、最上段の棚板位置は、配管穴側のほうは固定されてしまうものの、もう片方は可変性が奪われません。
また2分割にすることで重さも軽くなるから、棚板位置を変えるのがラクラクなのと、要求される背板の強度も相対的に下がる効果もあり、一石三鳥!

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2分割幅の棚板で可変性が更にUP

ぱのこは本当は天然木の家具が好きなんだけど、棚板は軽くて丈夫な合板で。
化粧板(表面の模様)にウォールナットをチョイスして、背板の青との相性バッチリな本棚ができました!
そしてついに、3部屋全て四角形もコンプリート👍

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部屋の窪みに収まったカッコイイ本棚

造ってくれたのは Blue Design

マンション契約時からデッドスペースに造作家具をオーダーすることを固く決意してたぱのこ。
引越してしばらくして生活が落ち着いてきた頃、さっそく造作家具業者へ相談したものの、壁から棚板が直接生えてるようなガチャ棚を造って欲しいと言ったのに、出てきた設計案はデッドスペースピッタリの箱型本棚を造って設置する内容だったり、先に壁の補強工事しないとガチャ棚は付けられませんと言われたり、なかなか望ましい業者に巡り合わずに時間がしばらく経過しました。

しかし3社目に問い合わせたブルーデザインがホームラン。
bluedesign2006.com

壁内部の補強設計図と管理会社の工法スケッチを見てもらいつつ、ぱのこがイメージしてた通り、いや、それ以上にステキな棚を造ってくれました。
費用はガチャ棚2つで50〜60万円ぐらいだったかな。

この棚たちが我が家に加わってもう5年くらい経ったけど、当然今も元気に活躍してくれてます。
ってことで、5年ほど前の造作家具の話を今さらブログに書いてみましたー!