航空業界のエネルギー地産地消アイデア
ずーっと書きたかった、エアラインや空港向けのエネルギー地産地消アイデア。 実は数年前からグルグル考えていたんだけど、アイデアを全て絵に描き起こしてみた。
飛行機の格納庫の屋根で太陽光発電
ベタだけど、やっぱり太陽光発電。
飛行機の格納庫(ハンガー)の屋根は面積大きいし、周囲に日射を遮る高い建物が無いから、太陽光発電には適地だと思うの。
発電した電気は、オフィスで使ったり、EVに充電したりってのもベタ。
でも、エアラインならではの独特な使い方もある!
飛行機のメンテナンスって夜間作業が多いらしいので、蓄電池に充電して夜間の作業で使うというのもありだし、
冬季限定だけど、降雪時の機体の凍結防止や雪落としのため、お湯を混ぜた除氷液を機体にかける(DE-ICING)のに使うお湯をエコキュートで作るとか。
エンジンブラストで風力発電
エンジン整備後、試運転(エンジンラナップ)するらしいんだけど、このために消費される燃料ってもったいない!
なので、エンジンランナップ設備周辺とか実用の無いエンジンブラスト(排気)による風力エネルギーが空気中に捨てられてしまう場所に小型風力発電機を設置し、エンジンブラストで風力発電機を回すことで、拡散して捨てられてしまうだけだったエネルギーの一部を回収 = 燃料エネルギーの一部を回収することで発電する。
機内食の食べ残しやトイレの汚物でバイオガス発電
食べ物の廃棄って結構大きな問題。解決の障害になってるのは、最適な生産量のコントロールとか神経質な消費期限とか、市場に出てくる前の話はもちろんだけど、
食べ残し分別のコストとか、一般のゴミとは異なる回収方法でのコストとかもありそう…
でも飛行機なら、食べ残しを廃棄処理する行程が物理的に(配管とかで)繋がってない、つまり、そもそも現状で取下ろしたり廃棄処理したりするのに既にコストが掛かってて、取下ろしたものを運ぶ車の行先をバイオガス発電所に変えるだけで済むんじゃないかな?
だったら空港内にバイオガス発電所を造って、どのエアラインも機内食の食べ残しをそこに持ってきて燃料にしてもらうってのはどうだろう。
ついでに、機内の汚物も同じように発電の燃料にしちゃう!
エネルギー地産地消事業に国から自治体から補助金
エネルギー利用のモデルって、時代の変化の流れで今ならどんな突飛なアイデアでも実現する可能性があるし、早い者勝ちだし。 そして行政の後押しもある!
エネ庁(経産省)からはこんなの出てます。↓↓↓
www.enecho.meti.go.jp
http://www.teitanso.or.jp/energy_system_construction_projectH30
東京都も補助金出してます。↓↓↓
地産地消型再生可能エネルギー導入拡大事業 :東京都地球温暖化防止活動推進センター
あとは国交省が脱炭素社会を本気で目指す未来志向になって、ムダに厳しい規制をなんとかしてくれればねぇ。