アイデアだ!

ぱのこが生活で工夫していること、失敗から得たこと、その他勝手気ままに書いてみる

飛行機ざんまいシアトル旅行記② Museum of Flight と Boeing Field 行ってきた!

世界最大の航空博物館『Museum of Flight』と『Boeing Field』へハシゴ。ハシゴと言っても、お隣り同士でした。
ぱのこ実は “Boeing Field = Boeingの工場” と思ってました。飛行機オタクとして恥ずかしい…
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バスでミュージアム・オブ・フライトへ

今回の飛行機ざんまいツアーは、自分たちのペースでじっくり楽しみたかったので、現地のオプショナルツアーには申し込みませんでした。なので、Museum of Flightへはバスで向かうことにしました。

バスを降り、最初に目に飛び込んで来たのは『Red Barn』。
今年で100周年を迎えたBoeingの歴史は、このRed Barn(赤い納屋)といわれる倉庫から始まったそうです。この建物はそれを復元したもの。
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航空博物館のメインギャラリー(Great Gallery )へ

Red Barnからは航空博物館に入れません。博物館エントランスから入ります。
チケットは既にHPから購入手続き済みで、自宅でプリントアウトして持参したものをチケットカウンターでリストバンドと交換。
そして向かったのは、メインギャラリー。
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昔の飛行機の知見は全くないのですが、この飛行機はデザインやカラーリングのレトロな佇まいがカッコイイなーって思いました。Boeing 80A-1
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“UNITED AIR LINES”って書いてる!もともとユナイテッド航空ボーイングの創始者によって設立された会社が起源だからね。
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ぱのこ琴線に触れたのはコチラ、Aerocar。翼が付いた空飛ぶ車!
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ご乗車のカップル(人形)。シュールでいいわーwww。
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こうゆうの、ぱのこのツボw。飛んでる姿を見てみたい!
航空機産業が急速に発展した時代って、自由な発想でものづくりやってたんだろな。
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これはBoeing727のコックピットだっけか?707?何の機種だっけ?
今の旅客機はグラスコックピットが主流だけど、こんな計器だらけなコックピットも操縦職人っぽくてイイね。
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メインギャラリーをいろんな角度から。
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館内ツアーに参加

スケジュールで組まれた館内ツアーがあったので、参加することにしました。West Plaza Entrance付近にツアーカウンターがあり、そこに制服姿のおじさん方がツアーガイドとして待機してます。ツアー参加は予約不要、ツアー出発時間にツアーカウンター前集合です。

ツアーカウンター前には、60年代の雰囲気漂う旅客機内のゴージャスなラウンジの様子の展示。
まるでサンダーバードで見た世界観に、思わずぱのこも設置されたソファーに座って優雅なポーズ。
左図は展示とぱのこ、右図は比較参考資料としてサンダーバードに出てくる旅客機ファイヤーフラッシュ号のラウンジ(博物館に展示はありません)。
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さぁ、そんなこんな遊んでたらツアー出発時刻になりました。ツアーガイドは、元ノースウエスト航空パイロットの上品なおじさん。
ぱのこたちが選んだのは60分のWWⅠ(World War Ⅰ/第一次世界大戦)のツアー。実は、入館してすぐツアーカウンターで今日のおすすめツアーを訊いたらWWⅠだって言うから選んでみた、理由それだけ。

ガイドに従い、WWⅠが展示テーマになってるお隣りギャラリーの2階へ。英語の説明に集中力を傾けすぎて、写真撮るの忘れた;
パイロットが撃つ銃弾が前方のプロペラに当たらないように技術改良されたとか、水素を充填した気球で敵地の偵察に行くのは命がけの任務だったとか、そんなお話を伺いツアーは散会。

次に向かったのは、WWⅡ(World War Ⅱ/第二次世界大戦)が展示テーマの1階を見学。
WWⅠで展示されてた原始的な飛行機と違って、機体がサイズアップしてしっかりしたキャノピーも付いて重装備に変化。飛行機の性能や製造技術って、戦争とともに劇的に向上したんだなぁとしみじみ思ったり。

日本の戦闘機も発見!隼(はやぶさ)。当時からこんなイカツイ塗装だったのかな;
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山本五十六連合艦隊司令官の展示もありました。やはり、真珠湾攻撃はアメリカ人にとって許しがたい事件だったのかなーっていう先入観は外れ、一般的に知られていることを極めて客観的に書いてました。
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こうゆう展示も当然あるよね…
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ヒトラー発見。
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空母甲板上から戦闘機への着艦誘導サイン発見。
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ボーイングフィールドを眺めながらWings Cafeでランチ

さてさて、とっくに過ぎたランチタイム。博物館内のWings Cafeで小休止することに。
お店の天井は、翼のリブをイメージした装飾っぽい。
店内から外の景色は、ボーイングフィールドという愛称で知られるキングカウンティ空港の滑走路。食事しながら飛行機の離発着を眺めることができます。
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Aerocarのポスター発見。半分車、半分飛行機w。
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ちなみに、ぱのこがランチミールにチョイスしたのは、ロッキードの戦闘機Blackbirdの名を襲名したサンドイッチ。見た目の印象と違い、まあまあ美味しかった。

食事が終わり、カフェから外へ出てみる。すぐ目に入ったのは、退役済エアフォースワン
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Boeing727だ!このフォルムけっこう好きなんだな。
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Red Barnで飛行機の歴史を見る

Red Barnの展示室へ。
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BoeingがRed Barnで飛行機を制作していた頃の模型。
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ライト兄弟が世界で初めて飛行に成功した航空機、ライトフライヤー号の模型。
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ライト兄弟風洞実験機モデル。ボタンを押すと揚力発生のデモを観察することができます。
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ボーイング創始者。
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ロッキードの創始者。
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それぞれの創始者ふたり合わせて、マクドネル・ダグラス
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Red Barnの2階へ。
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女性エンジニアの働く様子。
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パンナムのポスターとか。
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707&727 vs DC-8、ライバル機同士のポスター比較。
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2階展示室の様子。
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Aviation Pavilionにてコンコルド発見!

航空博物館前に面した通り(East Marginal Way South)を挟んで向かい側にあるAviation Pavilionへ。移動はこの歩道橋を渡ります。
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なんと!残念ながら、Aviation Pavilionはこの日閉鎖されており、展示されてる飛行機へ近づくことができませんでしたが、フェンスの外から眺めるのは自由とのことなので、フェンス外周を歩きながら飛行機を見学することにしました。

コンコルド発見!
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いわゆるクラシックジャンボ
手前のお二人は、パイロットとCAのお人形。
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B-29もいました。
ちなみにぱのこは、B-29のBはBoeingの意味だとずっと思ってました。BomberのBだそうで…(汗)。
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ちなみにAviation Pavilionが閉鎖されるのは、道路向かいのボーイングフィールドへ飛行機を牽引する予定日の前後数日間に実施されることらしく、この時もぱのこたちが訪れた翌日早朝に飛行機を横断させる予定とのことでした。
飛行機が道路を横断するなんてレア感ハンパない!それこそ見たい!

最後に、博物館で撮影した他のあれこれ。
JALDC-8の模型とか、
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グライダー飛行の気流の捉え方とか、
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航空気象の説明とか。
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結局、閉館時刻まで見学してました。本当に来れて良かった、楽しかった!
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ぱのこたちは11時前に到着して、閉館17時までずっと博物館にいました。それでもまだ時間が足りないって思ったほど、内容の多い博物館でした。やっぱりバスで訪れて正解。
飛行機中心のシアトル観光であれば航空博物館へは自力で訪れることをお勧めしますが、ボーイングのエバレット工場と航空博物館をサクッと回れるオプショナルツアーもいくつかあるので、以下にご紹介しておきます。

THE MUSEUM OF FLIGHT 見学の手引き

  • ホームページ→ Home | Museum of Flight

  • チケットの事前購入→ The Museum Of Flight - Admissions
    現地のチケットカウンターで購入するより、サイトから事前購入するほうが$2ほど安いみたい。一般的な日本人であれば、General Admissionから購入画面へ進めば良いかと思います。最新のチケット料金はサイトでご確認ください。ぱのこの購入時は$21でした。
    !オプショナルツアーで見学される方は、チケット事前購入は不要です!

  • 営業時間→ 10:00~17:00
    毎月第1木曜日の17:00~21:00はタダで入館できるみたい!(2016年11月現在)
    最新の情報はサイトでご確認ください。

  • 閉館日→ サンクスギビングデーとクリスマスデー
    最新の情報はサイトでご確認ください。
    ちなみに、サンクスギビングデーとは毎年11月第4木曜日の設定だそうです。

  • シアトルでのバスの乗り方については、以下のブログで詳しく書かれてます。
    www.seattle-life.info

飛行機ざんまいシアトル旅行記③に続く…